デュラララ!!9/成田良悟

デュラララ!!×9 (電撃文庫)

デュラララ!!×9 (電撃文庫)

ついにあの男が帰ってきた。

今回は臨也のお話。
粟楠会からの1つのグループの調査の依頼を受けた臨也、そこには対立するもうひとつのグループがあって・・・。

こいつどんだけいろんなことやってんだよ。ってくらい臨也で始まり臨也で終わるお話でした。
彼の本領発揮といった感じで、最終的にすべてが臨也の掌の上という策士っぷりにびっくり。こんなことしてるからさされるんだよ。

臨也の唯一の友達新羅。シリーズのはじめではただの変な人と思っていた新羅が、臨也ですら一目置いてしまうレベルの変人だと改めて認識。
いろいろいってるけど互いに友達だっておもってるんじゃないかなぁー。

お、まさかっ。と思わせておいて二転三転していく謎の人物の正体にはわくわくさせられました。結局お前かよ。これは小説だからこそできることだよなぁー。

粟楠会のおじ様方もかっこよくて、きゅんきゅん。若者にはないかっこよさがもうね。若者前にどんと立ちふさがって、導いてほしい。
取立てや一行は本当に仲がよくて微笑ましい。揺るがず自分の世界をいく静雄がかっこいい。


次回は今回出番のなかった方々が動き出しそうな予感。
ついにあの彼も帰ってきたし、次も楽しみです。