悪魔のような花婿 薔薇の横恋慕

悪魔のような花婿 薔薇の横恋慕 (悪魔のような花婿シリーズ) (コバルト文庫)

魔女の呪いで12歳の少年になってしまった名門バジル家の悪魔伯爵ことウィリアム。とそこへとついできたジュリエットの新婚・ラブファンタジー。

相変わらずニヤニヤが止まらない。どんなときでもあっという間に2人の世界に突入してしまうバカップルっぷりに完敗です。

今回は笑いあり、シリアスありととっても楽しかった。
二人のイチャラブっぷりは今回も健在。真面目な展開がおおくて回数は少なかったけれども、各所での殺傷能力は高かったようにおもいます。そして、スパルタなお母様との反省会に伯爵ショタ疑惑、壊れるヴィー。一連の王妃からの刺客や当主会談といったシリアスな展開の反動かみんなのぶっ飛び具合がいつもより増してたきがする。

四海家に関する噂も明らかになってみればどれも大きな誤解で、ますます四海家の方々の高感度が上がりました。
そのなかでもフィーはなんかこう貧乏くじ役ですね。でも周りのために自分が泥をかぶることをまったくいとわない姿はなんともかっこいい。あとアリスがとってもかわいかった。フィーからジュリエットを守ろうとする元気いっぱいなところとか、ジュリエットに甘えるところとかとても微笑ましいかった。それがまさかねぇ・・・まんまとやられた気分です。

無事に当主会談を終え新たな西部総督もきまり、結束を強めた四海家。それにしてもいきなりすごい大物があらわれたもんだ。
でも王妃と渡り合うためにはそれぐらいの力がないとね。

次回はついに二人が王宮に乗り込みます。
レディー・ドーラのいないなか誰がブレーキをかけるのか。二人のイチャラブっぷりを大いに見せつけてほしいです。