変態王子と笑わない猫2/さがら総

変態王子と笑わない猫。２ (MF文庫J)

突然家をなくした変態王子、横寺陽人。筒隠家へと転がり込んで楽しいお泊まりにと思いきや、新たな猫神様の不思議な力をまのあたりにしたり、台風が直撃したりと今回も猫神様の力に振り回されるみたいなお話。

月子ちゃん先輩大好きなんだなー。先輩にかけられた言葉にうれしくなって一人で鼻歌うたったり、先輩のＴシャツをエプロン代わりにしちゃったりと、普段無表情でわかりにくいけど先輩がすきすぎるところがたくさん見られてよかった。

そして、今回は完全に巻き込まれる形となった小豆梓。自分の中では順調に盛り上がってるのに肝心なところを陽人に気づいてもらえなかったり、つくしの相手をする頼みを引き受けたりとかわいそうな立ち位置がだんだん確定してきてる気が・・・。ころころ表情の変わるところがとってもかわいいくて大好きなんだけどな。

三角関係だと思っていたとこへ、まさかつくしが加わるとは。鈍い主人公へ一直線にアタックをかけるつくしがとっても有利なんじゃないかとおもわんでもないけど、妹の好きな人と同一人物だってことに気付いたら身を引いてしまいそう。もしくは二人いっぺんにとかいいだすのか。行動に予測のつかない人だからどうなるのかな。

なんだか終盤新たな波乱の予感が満々なんですが、次がどうなることやら。